金の卵1960~あすなろう~

 

劇団だるま座公演

 だるまちっくシアター

『金の卵1960 ~あすなろう~』

  

お蔭様で無事に千穐楽を迎える事が出来ました。

 

ご来場下さりました皆様、本当にありがとうございました。

多くの方に心に残る芝居だったと言って貰え、ホッとしています。

 

時代背景は、1960年前後の東京。

安保闘争に揺れ、オリンピックに心踊らせ、高度成長へと進んで行った日本。

文明は繁栄し、恩恵もたくさんあったけど、

なくしてしまった物もたくさんあると思います。

 

「安保闘争」と「オリンピック」キーワードは同じ現代。

もう一度見つめ直した方が良い事がたくさんありますね。

お客様に米軍基地で働いている方がいて、この芝居を見て、

自衛隊をアーミーとしか言えなくなった今を改めて恐いと思った。

と、こぼしていました。

時代は、そこまで来ています。

 

今回の私の役である元軍人白鳥が言います。

「これからの若者にあの地獄を歩んで欲しくはないだろう。」

 

歩んで欲しくないどころか、歩ませてはいけないと思います。

  

金の卵である若者の成長と時代の流れ。

過去から学び、同じ悲劇は繰り返してはならないと強く思う作品でした。

 

さて、私の次回の公演は来週17日()に朗読劇です。

南青山のライブハウス「マンダラ」で『岸田國士を読む。』です。

私は「紙風船」を朗読します。

 

マンダラHP

http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html

  

お時間ございましたら、よろしくお願い致します。