終戦記念日

1945年8月6日に広島に一つ目が、8月9日に長崎に2つ目の原子爆弾が落とされ、8月15日、日本は終戦を迎えました。太平洋戦争の終結です。


あるニュースでのインタビューでは、終戦記念日を知っている若者は50%だそうです。戦後70年、戦争の記憶を語れる人も減り、戦争の愚かさ恐ろしさが忘れ去られているのかもしれません。


先日、舞台『父と暮せば』を観劇しました。故井上ひさしさんの作品です。広島に原爆が落とされた3年後、悲惨な体験のトラウマに心を閉じてしまった娘美津江の元に、娘の幸せを願う父竹造が霊となって現れ、未来への一歩を踏み出す勇気を与える物語です。竹造役の剣持直明さんも美津江役の松村沙瑛子さんも素晴らしく、心に残る舞台でした。

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竹造が美津江に言います、「こよな別れが末代まで二度とあっちゃいけん、あんまりむごすぎるけえのう。わしの分まで生きてちょんだいよォー」「おまいはわしによって生かされとる。」「あよなむごい別れがまこと何万もあったちゅうことを覚えてもろうために生かされとるんじゃ。人間の悲しいかったこと、たのしいかったこと、それを伝えるんがおまいの仕事じゃろうが。」


まるで、ぬくぬくと平和を享受している私に言われているようで、心に深く突き刺さりました。様々な記録を見れば知らないでは済まされず、ちょっと想像力を働かせればその悲惨さ、恐ろしさは感じる事が出来ます。戦争があったから人が人でなくなってしまい、人殺しが正義となり、原子爆弾が使われたのです。


この記憶を未来に伝え、決して戦争をしない事に誇りの持てる国であることを願います。