「不易流行」は松尾芭蕉の言葉です。
「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」
と、言っています。
「不易」とは、いつまでも変わらない真理であり、「流行」とは、それぞれの状況に応じて変化することです。つまり、「不易」をしっかり見つめないと基礎が固まらず、方向性もなくフラフラするし、「流行」に目を向けなければ新しい発展もない、ということです。そして、芭蕉はこの二つは「その本は一つなり」と言っています。
「不易」を知ることで基盤w固め、流行を知ることで、新たな知識が生まれ、知識は絶えず蓄積され、更新され、そこからまた普遍的な真理(不易)を導くことが出来るのだと思います。
「流行」には飛びつくけれど、「不易」を見つめる力はどうだろう?
どの芝居も、同じようにギャグが入り、踊りが入り、歌が入る。「流行」なのでしょう。でも芝居で伝えることはそれだけではないはず。
さて、人の事はともかくも自分の「不易」は何だろう?目先の変化や、ただの流行にたじろがない「不易」を身の内に養いたい。
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