すっかりご無沙汰してしまった「つぶやき」つぶやくことは沢山あるのにつぶやけない状態です。
8月は、原爆記念日があり、終戦記念日があり、毎年命について考えることが多い月です。今年は、友の死と言うショッキングな出来事もあり、余計に命について考えてしまいました。
「 明日ありと 思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
親鸞上人の歌です。
聖人が得度(僧侶になること)するために青蓮院の慈円和尚のもとを訪れた時、すでに夜は更けていました。得度には時間もかかりますし、たくさんのお弟子を集めなければなりません。「もう遅いから明日にしよう」といった慈円和尚に、わずか9歳だった親鸞聖人は和歌を詠んで答えたといいます。
明日ありと
思う心のあだ桜
夜半に嵐の吹かぬものかは
「この世は無常であり、今を盛りと咲く桜が夜中の嵐で散ってしまうかもしれません。同じように、私の命もいつなくなってしまうかわかりません。どうか、今ここで得度の儀式を執り行って下さい」という聖人のそのことばに心打たれ、慈円和尚はすぐに得度の手配をされたということです。
今を生きるために、何をするべきか。簡単にはつぶやけない。
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