美味しい物を食べると、ちょっとした幸せを感じる。大げさに言えば生きてて良かったなんて思う時がある。それは、良い芝居、素敵な人、楽しい時間等に出会った時も感じる幸せだ。
旬の食材は本当に美味しい。夏野菜は身体をさまし、冬の根菜は身体を温め力を蓄える。自然の恵みのありがたさは元より、それに気が付いた人間の知恵に驚かされる。美味しい物は嬉しいが、それを見つけた人類の知恵こそ伝えて行くべきものではないだろうか。
豊かさって何だろう。先人達が残してくれた素晴らしい物。美味しい物も便利な物も面白い物も、みんな先人が作ってくれたもの。でも、その結果だけをありがたがっても、きっとそこには限界がある。
受け継ぐべきは、美味し物、便利な物、面白い物をつくり出した先人の探究心や好奇心。そして、伝えるべきは、その理念。
人類だけが持つ言葉。言葉は意思を伝える道具。同じ伝えるなら、後かる来る者たちの役に立ってくれればと思うんだけど。おせっかいなおじさんのつぶやきかな。
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