鼻眼鏡

いやー、本当に老眼になってしまったなぁ。５０歳を越えたら急に来た。メガネ屋さんに言わせると、良く持った方だって。４０歳を過ぎたらみんななるらしい。

老眼て近い所だけ焦点が合わないんだよね。レンズを調節する筋肉が衰えているんだって。しょうがないらしいんだ。それでね、老眼鏡を使うようになったんだけど、色々試してみて使い易いのがいわゆる鼻眼鏡なの。

メガネその物は小さくて、鼻の頭に乗っているような状態。下を向くとレンズを通して字が読めて、目を上げると裸眼で遠くが見えるの。近眼じゃないから遠くの物はまだ見えるんだよね。成る程、物語のおじいさんが掛けているのはそういう理由があったのか。シャレじゃないんだ。自分が老眼になって初めて気がついた事でした。

ちょっと嬉しいけど、飲み屋みたいな薄暗い所ではもうメニューも読めないし、精算する時に伝票が読めないんだよね。それから、スタジオの中でも原稿が読みにくい。これは、危ないなぁ。芝居の稽古の時も、眼鏡をかけないと台本が読めないから面倒くさい。

歳を取るって、色々大変だな。せめて、今の状態を維持出来るように頑張ろう。あれ？　この発想が年寄り臭いよね！！