想像力

「太陽と地球」 

作 まだ・みちお

 

まだ 若かったころのこと

太陽は 気がつきました

わが子 地球について

ひとつだけ どうしても

知ることのできないことが あるのを

 

それは 地球の夜です

地球の夜に 

どうか安らかな眠りがありますように

どうか幸せな夢があふれますよううに

 

祈りをこめて 太陽は

地球のそばに 月を つかわしました

 

 

 

100歳の詩人のこの想像力はどこから来るのだろう?

 

ぞうさんの鼻に母の愛を感じ、月の存在に包み込む愛は宇宙の彼方まで広がる。

 

この優しさ、深さを、俳優として、声に出して伝えられるかな?

 

う~ん・・・・!